そういえば、「関所」っていうものがあったなあ。
今は有名どころしか残ってないが、大小関所跡は調べてみるとたくさんある。
街道筋や、河川の渡し、国境等色々なバリエーションがあった。
今回の新型コロナ騒動で思い出したのがこの関所。
「山形県で入県者の体温測定開始」
「茨城のパチンコ店へ来ないでください。」
「都道府県を超えての移動制限」
等は関所の発想に似たものがある。EUをはじめ世界では移民問題が始まった当時から関所同様の考えが復活したが、新型コロナ騒動で今や町と町、人と人の間にまで関所ができてしまったような感がある。
今日現在(2020年5月2日)緊急事態宣言が5月31日まで延長されることが濃厚になっている。暫くはコロナ収束後のことに思いをはせて自粛しよう。
コロナ収束後の経済支援、観光再開の目玉としてこの際本物の「関所」の復活はどうだろうか。
収束後は、各地で観光の復活、さらに新しい観光の目玉を求めることになろう。それには「関所の復活」が一つのポイントになりうるのではないだろうか。
但し、この「関所」はどちらかといえば開かれた関所だ。
関所の復活には以下のようなメリットが考えられる。
・歴史の勉強
・コロナ騒動を忘れないための記念碑
・観光資源
・地方の労働人口の増加
・有事の際の行動規制手段
土産品の開発や集客の仕掛けとしては
・その関所だけでしか売っていない手形販売
・茶店や土産店
・関所を中心とした関の駅
・歴史劇場(役者の実践場所として)
・関所ゆるキャラ、関所ゲーム
・時代劇ロケ
面白いと思いませんか?
でも、危機において人間は排他的になるということ、得てして悪意を持った差別につながることはしっかりと認識しましょう。「開かれた明るい関所」が末永く続きますように。
2020.5