朝食、死ぬほど不味い。というか味がわからないから不味いのかどうかも確かでない。
看護師さんと一緒に布団カバーを替える。「患者さんとこんなことするのはお初〜」って言うから、かなり軽症っていうことか。
しっかり掃除した。気が早いが次の人が気持ちいいように。
検査結果の判明は、今夜と先生が言っていたが、明日の朝に。ガッカリ。
発症から18日、入院して10日、軽症のようだからアビガン使うようでもないし、「もう少し安静に」と言われただけ。別に特別の暴れているわけではない。
味覚は塩味がわからない。甘みは少しわかる。なので看護師さんにお願いしてチョコレートは食べる。
来週にもう一度検査があると言っている。退院の後はホテルか?
看護師さんが言うには、お給料を上げて貰うように相談をしているらしい。
わかる。10万円余裕があるなら看護師さんにあげたい。過酷だ。
知り合いが73才でICUに入っていると、生還を祈るばかり。
22日再検査らしい。PCR検査は痛いから好きではない。
ホテルの手配できた、検査をホテルで受けることもできる。管轄は保健所となる。どうするかと聞かれる。
軽症が証明されたと言うことか。ホテルの方が結構不自由と聞いているが、他の発症者の為に病床を開けるべきだろうと考え、検査の前に移ることとする。
ホテル自体はいいホテルだ。「楽しみ」と前向きに捉えて先の2週間に備えよう。
入院して2週間、辛くてありがたい経験をした。看護師さん達にお礼のメッセージを考えているが、涙が止まらない。初めての感情。
*幸いにしてこの方は軽症で推移している。油断は禁物だがおそらくホテルでの2週間で陰性となり通常生活に復帰するでしょう。
重篤な症状の方、急速に症状が悪化する例が殊更に報道されるので見落とすが、今回のレポート程度の軽症者も沢山いて、しっかり処置すれば回復に向かうのです。
しかし、軽症であってもこれだけの時間が費やされる。そして、若く子供もいらっしゃる看護師さん達が不眠不休に近い形で感染の危険を自ら感じながら気高く働いている。
医療関係者を前線とするならば、我々は後方支援部隊。社会のリソースを前線に集中できるよう忍耐と工夫が必要だと思います。
4回にわたるレポート、何か参考になる部分があれば幸いです。ご精読有り難うございました。
2020.4